2017年09月07日

素振りについて

毎日素振りをするのは野球少年の基本、あたりまえの日課なんですけど・・・、
一口に素振りといってもただブンブンと数百回振り回していても意味がありません。
ヘンな振り方をしているとかえって悪いクセがついてしまってよくありません。

ウチの愚息もただ振ってるだけ・・・。よく見るとおかしなスイングになっている。
ということで、素振りの仕方について。

「野球少年が実践するべき正しい素振りの意識と方法」

おはようございます。篠塚和典です。
素振りは基本でありながら、究極の練習でもあります。
あまり考えずにバットを振ってしまいがちですが、
悪い癖がついてしまうと、後から直すのは本当に大変です。
だからこそ、野球少年には“正しい素振り”を身に付けてほしい、というわけです。

例えば、鋭くスイングをしようとするのは良いのですが、
フォームが崩れる子も多くいます。
たとえ「ビュッ!」というように鋭い音が出ていたとしても、
油断してはいけませんよ。
なぜならば、『鋭い音=正しいスイング』というわけではなく、
鋭い音が判断基準に直結するわけではないからです。
力があるだけである程度スピーディなスイングにはなるので、
手打ちが加速してしまうのですね。

では、素振りにおいては、どういったことに気を付ければいいのかというと、

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【悪い癖がついてしまう素振り】

1、トップを作った後の振り出しで、力がガチガチに入っている

2、ドアスイング気味になっていて、手が体から離れている

3、高いコースを振ってしまっている
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少なくとも、この3点には気を付けて素振りをするようにしましょう。
これらに気を付けていないと、
『手の動きが身体にくっついて、リストターンがスムーズにならない』
という問題が起きてしまいます。
特に、高い位置を振っていると、楽に振れるあまり、つい
ストライクゾーンのはるか上を振ってしまいます。
そうすると、インパクト前後のスピードがスイングが加速しなくなります。
これらは地道ではありますが、同じように正しい形で
スイングを繰り返すしか修正する方法がありません。
しかし、何も考えずに、スイングをしていると、
別の癖がついてしまう可能性もあります。

素振り02.jpg

そこで、スイングの修正には、

“ロープの上を滑らせるスローモーション素振り”

をしてみてください。長いラインで同じ高さを振ることで、

・スイングを止めることなく、
・脇を開けることなく、
・高い位置から振り下ろさず、


正しいスイングが身に付きます。
時々、一回一回止めてスイングする子がいますが、これは良くありませんね。
部位毎に確認するのは全く問題ないのですが、
実際のスイングと違う動きになると良くないので、
スムーズにバットを出しましょう。
コツとしては、グリップから先端が連動して、

◆胸が正面をむく前に手が体を追い越して、さらにヘッドが通過する
◆トップからインパクトまでにヘッドから20センチくらいを
鋭く動かすイメージを持つ


ということが大事です。
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バットを緩く握って構える
   ↓
トップを作ってから、手の力が抜けた状態で振りだす
   ↓
前足でステップしたら徐々に体重をのせながら、
胸を開かないように動かす
   ↓
後ろ足から前足に体重移動しながら
下半身を回していき、リストターンをしていく
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というように上半身と下半身が止まらずに動かせれば上出来です。
もちろん、アッパースイングやレベルスイングを直すためにも、
この練習は非常に有効です。
ヘッドがグリップを追い越す瞬間、言い換えれば、

“リストターンをスムーズにする”

ということが一番難しい点ですので
ゆっくりの素振りでこのポイントを身に付けてくださいね。
さて、それでは、ポイントをまとめます。悪い癖がつく素振りとして、

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
1、トップを作った後の振り出しで、力がガチガチに入っている

2、ドアスイング気味になっていて、手が体から離れている

3、高いコースを振ってしまっている
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


という3点をご紹介しました。これらを改善するためには、

“ロープの上を滑らせるスローモーション素振り”

を行うことが重要です。
素振りは集中して取り組めば、非常に良い練習になります。
ぜひ、漫然と行わずに高い意識で行ってくださいね。
素振り04.jpg


・・・もうひとつ、身体を傷めないスイング練習についてです。


野球をしているお子さんですと、素振りは良くすると思いますが、
正しい素振りは出来ていますか?
『バットを振る』という動きは、かなり特殊な動きですので、
正しい形で行わないと思わぬケガにつながったり、効果が出ないこともあります。
そこで、本日は、

“身体を傷めないスイング練習と強い手首を作るトレーニング”

について解説をしていきたいと思います。
ぜひ、お子さんがケガせず、より強いスイングを得るために、実践してみてくださいね。
私が気を付けているのは、小学生、中学生くらいの年代なら
『なによりも身体を傷めない』ということになります。
基本的に市販のバットであれば、身体を痛めることはほぼ、ありません。
時々重いバットを使って、素振りをしている選手もいますが、
実はオーバーワークになっている、というケースもあるのです。

その場合、ケガをしやすいのは“手首”や“肘関節”などの部位の繋ぎ目です。
専門用語で言うと、『キネティックチェーン』と言うのですが、
繋がった金属が壊れていくのは、金属同士が擦れる間になる、
というのと同じ理屈です。

重いバットでの練習は、弱い筋肉や関節には負荷が強いので、
やりすぎないほうが身体には良いと思います。
日頃からお伝えしている通り、捻じりが加わるバッティングは、
ただのトレーニングとは違います。

たくさんの部位が関わるので、関節への負担などはかなり大きくなるというわけです。
もし重いバットでの素振りを行うとしても、
1回10スイングで週2回、多くて3回程に留めるのが良いでしょう。

また、逆にオススメしたいのは軽いバットでの練習ですね。
負担も軽いですし、スイングスピードを速くするという目的にも
非常に良いと思います。
とはいえ、これではただのアドバイスになってしまいますので
最後にバットを振るのに、有効なトレーニングをお伝えしていきます。
このトレーニングで鍛えるのもやはり“手首”。

『リストカール』

というダンベルなどを持って手首を曲げ伸ばしする
独特のトレーニングもありますが、
今回はより実戦に近いトレーニングをお伝えしましょう。

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【バットを使ったリストトレーニング】

1.バットを地面と垂直に立てるように持ちます。
2.そこから手首だけの動きで前側に倒すように下げます。
3.一番下まで下がったら、また元の場所まで手首だけで上げます。
4.今度は左側に倒していって、地面と平行の位置で止めます。
5.垂直の位置まで戻して今度は右側に倒して戻す、という動きを行います。

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これをゆっくりと繰り返しましょう。
10往復では少ないので、15往復〜20往復くらいがちょうど良いと思います。
もしも、手首で支えられない、ということがあるなら、
軽いバットからはじめれば、全く問題ありません。
最初から反動をつけると、手首を痛める可能性もあるので、気を付けてくださいね。
慣れてきたら、セット数を増やしていき、20回3セットが
楽々できるようになったら、反動をつけながら行いましょう。

これを繰り返すことで前腕部の筋肉=リストが強くなってきます。
リストが強くなってくると、衝撃をリストで受け止めることで、
手首への負担を減らすことができるのです。

例えばタイヤ打ちなども手首を痛める危険性がありますが、
この練習を続けるうちにリストが強くなれば、負担を大きく減らせるでしょう。

また、当然ではありますが、バッティングですと、
手首を捻ってバットを返す力、リストターンが強くなるので、
打撃強化に大きく役立ちます。

最初にお伝えした重たいバットでの素振りも、
リストが強くなれば回数を増やしても問題ないので、
ぜひ、行ってみてください。

リスト強化は打撃はもちろん、ピッチャーが変化球を
投げるときなどにも有効です。
また、リストは壊れやすく、弱い部位でもありますので、

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【バットを使ったリストトレーニング】

1.バットを地面と垂直に立てるように持ちます。
2.そこから手首だけの動きで前側に倒すように下げます。
3.一番下まで下がったら、また元の場所まで手首だけで上げます。
4.今度は左側に倒していって、地面と平行の位置で止めます。
5.垂直の位置まで戻して今度は右側に倒して戻す、という動きを行います。

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といった練習で、鍛えてあげてください。打撃を大きく強化できるはずですよ。
是非、本日の内容を基に挑戦してみて下さいね。



スブリ.jpg

<補足>素振りしすぎてマメができてしまったときの対処法

◎手のひらのまめが潰れた時に早く治す処置法&テーピングの巻き方
◎元体操選手が実践していた手のまめがつぶれた時の対処法とは?

「ほっときゃなおる」っていうのが一般的な野球常識なんですけど、
痛くてどうしようもないときはやっぱりこれみたいっすね。

img_104253_01.jpg

メンソレータム、たっぷり塗って一晩おいとけ!
・・・痛。


posted by ヘッポコーチ at 07:57| 愛知 ☁| Comment(0) | 練習記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月14日

アイシングについて

少年野球でも試合後、ピッチャーの肩肘のアイシングはよくみかけます。
グレブラでも試合後ピッチャーはアイシングをしてます。
でもなぜアイシングするのか?、これって肩肘の故障予防になってるのかどうか。

アイシングの目的は・・・、

投球後には肩関節や肘関節がやや炎症症状になります。
その炎症を冷やすことで抑制し、筋肉の回復を促す
という目的で行われているのがアイシングです。
直接患部を冷やすことで毛細血管を冷やして収縮させ、血流を抑制します。
しばらくその状態をキープし、アイシングを止めた際に、
毛細血管へ一気に血液を流れさせることにより、ポンプのような働きをつくり、
疲労物質などを流してしまうという仕組みのようです。


ただ単に疲れを取るだけ、なので野球肩・野球肘の根本的な予防にはならないようです。
特に肩の場合は冷やすことで返って炎症を引き起こしてしまうこともあるみたいです。
昔は「肩は冷やすな」ってよく言われてましたもんね。
「アイシングすれば大丈夫」と安易に考えないで、故障の予防は考えたほうが良いですね。

参考:アイシングって「肩」のどこを冷やせばいいの? 
   〜アイシングは実は意味がないという事実〜


あくまでも試合後の疲れ、炎症を和らげるという目的でアイシングの仕方、
下記に参考までに載せておきます。


==============================
『効果的にアイシングをする方法』

ピッチングを行った後のアイシングは非常に重要です。
正しく行うと、疲労回復など様々な効果が期待できます。
しかし、やり方を間違えてしまうと、故障の原因にもなりかねません。
今後の体調管理のためにも、是非ご覧になってください。

アイシング03.jpg

それでは、さっそく解説をして参ります。
まずは、なぜアイシングが必要なのかについてお伝えします。
アイシングは大きく分けて、


・筋肉の炎症の抑制
・疲労回復


この2つの目的のために行います。

では、どのような時にアイシングをするべきかお伝えしますと、
ピッチャーの場合はピッチングをした後は行った方がよいでしょう。

具体的には、30球以上全力で投げた、もしくは、
肩や肘に痛みやハリを感じたならアイシングをした方が良いです。
ただし、10〜20球程度しか投げない場合や
軽いキャッチボールなどでは行う必要はありませんので、ご安心ください。

では、具体的にどのようにアイシングをすればよいか解説していきます。

アイシングは20分を基準に冷やしましょう。

それ以上冷やしてしまうと、凍傷になる危険性もありますので
20分以上は冷やさないでください。
20分以上冷やしても違和感やハリがある場合は、
練習後、家に帰りお風呂上がりなどにアイシングするのが効果的です。
連続でアイシングするのはあまりよくありません。
どうしても連続でアイシングしたいときは時間をおくようにしましょう。

次にアイシングを行う場所についてです。アイシングは

・肩
・肘

の2カ所を冷やします。

肩については、前側と後ろ側から冷やします。
そして肘は内側を冷やすようにしましょう。
なぜ、この2カ所を冷やすかと言いますとピッチングの際に
最も酷使する場所だからです。
この2カ所をアイシングすることでピッチングによる疲労や炎症を
効果的に抑える事ができます。

アイシング02.jpg

最後に、アイシングした後の注意点をお伝えしておきます。
アイシングした後は投げるという動作をしないようにしてください。
キャッチボールも避けてください。

アイシングをした後の筋肉は、冷えて硬く重くなっています。
その状態で肩や肘を使うと筋肉に大きな負担をかけてしまうのです。
最悪の場合、怪我や故障に繋がります。

このことを考慮したうえで、アイシングの最適なタイミングは
練習の終わりに行うと良いでしょう。
後は帰るだけというタイミングがベストです。もしくは、
後はランニングして練習は終了といったタイミングでも大丈夫です。
重要なことは後に投げることがない状況でアイシングを行うことです。

ダブルヘッダーで、二試合連続で投げなくてはいけない場合は
二試合目が終わってからアイシングします。
一試合目が終わった後は、肩や肘を冷やさないようにしましょう。
どうしても一試合目の後にアイシングを行う場合は、
もう一度アップからやり直して二試合目に臨みましょう。

しかし、この方法はあまりおすすめできません・・・
最終手段程度にとらえてください。
肩や肘を冷やしたままでのピッチングは故障の危険が高まります。
身体をしっかり温め直して試合に臨みましょう。

アイシング01.jpg

お子さんが肩や肘に疲れが溜まっているようでしたら
アイシングを取り入れてみてください。
きっと、次の日のコンディションが劇的に変わってくるはずですよ。
肩や肘専用のアイシングサポーターも市販されていますので、
取り入れてみるのもいいかもしれませんね。


==============================

※山脇啓司 監修「野球肩&野球肘 予防・改善プログラム」


posted by ヘッポコーチ at 08:57| 愛知 ☁| Comment(0) | 練習記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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